サガプリヤ インタビュー

サガブリア

(2002. 7/8 雑誌「fili」掲載から抜粋)

Q:今回、日本で行うワークショップについて聞かせていただけますか。

サガプリヤ:「意識的に生きる」(コンシャス・リビング)ということに、私は関心をもっています。長い間、私は瞑想の教師として、またセラピストとして活動してきましたが、そのうちに瞑想が日常の瞬間瞬間、たとえば仕事などの場でどのように応用されるのかということに興味をもちはじめました。

家の掃除や、他人とのやりとりの中で起こる機械的な習慣の数々は私たちの人生で多くの時間を占めています。しかし、その中で私たちは「眺める」(やっていることを観照する)ということを意識していません。ほとんどの人たちは、人生について何かを学ぶ必要はないと思っています。

しかし、日常での瞬間瞬間、私たちは「(ここではない)他のところにいたらいいのに」と思いながら過ごしているわけです。そこで、私は機械的な習慣となってしまったことを新鮮な方法でやることに興味を持っています。

瞑想的に生きるということを学ぶのは難しいことなので、私はそれを3つのステップで教えています。

ステップ1は「愛」がテーマです。これは2週間前に京都で行いました。まず、瞑想の基本的なところから教え、それから人間関係について。そして、「ラクダ・ライオン・子供」というものも教えました。


Q:「ラクダ・ライオン・子供」は和尚の講話にでてくる、人間の行動パターンの三分類ですね。

サガプリヤ:そうです。権威者、あるいは権威的な圧力があった時に、どのように行動するかということです。あなたはラクダのように言われたことをやるか、あるいはライオンのように抵抗することもできます。しかし、それは両方とも「反応」であって、そこには「愛」がありません。

私は、そういったときに内側に目を向けることを教えています。そうすれば新鮮な反応を自然発生的に見い出すことができると思います。時にそれは予想外の反応かもしれませんが。


Q:内側に意識をもたらすことによって、習慣的な反応パターンを脱し、新鮮でいて愛のある反応が自然に起こるわけですね。

サガプリヤ:2つめのワークショップのテーマは「内なる女性と内なる男性」で、ひとりの人間の中にある二極性を見ていきます。この二極性は愛の源です。自分の内側にある女性性、男性性が、互いに支配し合わず、それぞれが自身をもっているときに、電流が流れるように愛がそこに生まれます。

ワークショップの参加者は、その両極の力学を見ていきました。通常、そこには条件付けがあります。どうやら自分の中の両極のうち、どちらがより素敵だという暗黙の了解があるようです。